fall
今まで何度も何度も何度も過去のことをやり直せたらと思ってきたけど、
それ がないわたしはわたしではないし
こんな思いをするんだったら花や草木になりたい 最初から出会わなければ
とかさんざんに思うし別の誰かが不幸になってしまえば、なんて
考える自分が浅ましいだけの時間を幾度となく過ごしてきた中で
やっぱりつらいときに考えるのはそのことだけ
わたしにあるのはそのことしかなくて、救いもそのことしかないみたい
誰のことも真剣に好きになれない中で、わたしを救ってくれるのは
わたしを好きになってはくれない それ だけ
どんなに別の誰かに愛されても、どんなに別の誰かを愛したいと思っても
切っても切れない 離してはくれないしがらみがたくさん
もうこんな思いを何年もし続けてる自分は被害者意識のお砂糖の雨でしかなく
一生お酒が飲めて、絵が描けて、かなしい思いも、うれしい思いもさせてくれる肴だと
決してわたしの人生において必要不可欠な出来事であったと認めないと
わたしはどうにかなるんだと思う 11月は嫌いだ